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電気学会論文誌のフォント

Abstract

電気学会論文誌の和文フォントには、モリサワ製品のリュウミンLightが使われている。したがって、電気学会から提供されているTeXテンプレートをコンパイルして得られるpdfのフォントと一致しないのは無理もない話であり、その点を悩む必要はない。

 

はじめに

電気学会から提供されているTeXテンプレートをコンパイルして得られるpdfの和文フォントが、電気学会論文誌の論文の和文フォントと異なっていることに気づき、そこから小一時間悩んでしまった。

 

フォントの差異の検証

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Fig.1 (a)手元環境でコンパイルしたもの      (b)公開されている論文誌

 Fig.1(a)に、手元環境でコンパイルし得られたpdfの拡大画像を、Fig.1(b)に、公開されている論文誌の拡大画像を、それぞれ示す。拡大してみると、微妙にフォントが異なっていることがわかる。

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Fig.2 (a)手元環境で得たpdfのフォント   (b)電気学会論文誌のpdfのフォント

Fig.2(a)に、手元環境で得たpdfのフォントを、Fig.2(b)に、電気学会論文誌のpdfのフォントを、それぞれ示す。手元環境では、IPA明朝・IPAゴシックが用いられている。一方、電気学会論文誌では、リュウミンLightが用いられていることがわかる。

リュウミンモリサワ社のフォント製品である。以下、製品の特徴を同社HP(https://www.morisawa.co.jp/fonts/specimen/1314)より引用する。

リュウミン」は、その名の元となった森川龍文堂明朝体をベースに開発した、スタンダードな明朝体です。金属活字に由来する彫刻刀の冴えを、左右のハライや点の形に活かしながらも、縦画・横画の先端やウロコにはやわらかさをもたせており、親しみやすい雰囲気になっています。特に、均整のとれた流れるような表情の美しさには定評があり、本文組みから見出しまでDTPの基本書体として幅広く使用されています。 

論文提出時にはプリインストールされたフォントを用いて問題なく、採択された場合には、課金フォントで組版された論文が仕上がるものと考えられる。

 

おわりに

モリモリ執筆していきましょう。